6月の一般質問 その2

高瀬町に、視察に行った時の写真( ^ω^ )

続いて2問目

前回から引き続いて、教員の過重労働問題について取り上げました。

この問題は、ご存じのように社会問題になっています。

現場の教員から、子供に直接関係のない業務を減らすという観点で教員の業務負担軽減ができないかと伺ったこと、新聞で教員の現状を見かけたことが、一般質問をしたきっかけでした。

僕は、労働問題に強い関心があります。僕も過去に、それで苦しんだ経験があるからです。


その中で、今僕が取り組んでいる課題は、三豊市の教員が使うネットワークのセキュリティ対策が業務の煩雑さを招いているという問題です。それを少しでも解消しようとしています。

現在の大きな問題は、建前では「働き方改革」を進めていこうと言っている国が、現場の教員の業務量を減らしていく努力を本気でしていないこと。教育行政が、業務負担軽減に向かって舵取りをしていないことにあると思っています。少し極端に言ったかもしれません。教育行政側にも、そのような視点を持った方はもちろんいると感じますが、なかなか改善が進んでいない現実があります。

では、議員は何をしているのか?

同じように、視点は持っていても改善できるだけのアプローチができていないところもあると思います。

教員の過重労働問題と一口に言っても、多岐にわたります。

・部活動を受け持つ顧問の休日出勤や時間外労働の問題

・保護者対応の問題

・事務作業など、直接子供たちに関係のない業務負担の問題

・これら労働環境の劣悪さにより、離職が増えていることやなり手不足の問題

他にもまだまだあると思います。

僕は業界に精通しているわけでもなく、あくまで議員1年生です。

一つ一つの問題に対応していくことによって、徐々に業界の内実を把握していこうと考えています。

僕はとにかく、目の前の問題に対応することを意識して行動しています。

目の前の問題Aに取り組んでいると、そのAの原因になっている問題Bが見えてきます。

例えば、このようなサラリーマンのケース。

A現象:日中外回りの仕事をしている時に雨が降ってきたが、その日の天気予報を知らなかったため傘を持っておらず、びしょ濡れになった

A問題:傘を持っていない

B現象:仕事がたまっており夜遅く帰るため、朝起きるのも遅く、出勤前に天気予報を確認する余裕が日ごろからない

B問題:出勤前に余裕がない

という感じ。

現場の教員からできるだけヒアリングをして、一般質問をしたり直接担当課と話し合ったりすることで、改善策を見出していこうと考えています。

引き続き、この問題に取り組んでいく所存です。

1コメント

  • 1000 / 1000

  • anonymous

    2022.08.02 08:51

    給特法が見直しが行われない限り、「真面目ほど損をする世界」は変化しないと思います。 30代半ばの中堅層が若手教員の育成(管理)に時間を取られ、自身の仕事は残ってする・休日に出勤して処理するのが当たり前になっていると知人から聞きました。 研究授業への対応・指導主事との話の食い違い、一般企業でもあるような悩みに加え生徒保護者への対応とメンタルストレスの巣窟だそうです。現場で出来る改善も勿論あるでしょう。ですが仕組みそのものが変化しなければ数十年続いた悪しき歴史は変わらないと思います。 私にも義務教育中の子がいますが、是非とも安心して子育て・仕事をしていける環境づくりに取り組んで頂きたいです。C+PTAが円滑になるように。